社員インタビュー
研究に没頭する日もあれば、視察で海外にも飛ぶ薬剤師。
薬剤師
馬島 潔郷
大学を卒業後、病院勤務の薬剤師を経験。その後、漢方を扱う製薬メーカーに20年勤務した後、山本漢方製薬に転職する。山本漢方製薬では各商品の品質検査をはじめ、お客様から薬効に関する電話相談や漢方原料の海外視察など、「手を挙げれば何でも挑戦させてもらえる、薬剤師として冒険できる職場ですよ」と語る。
薬剤師としての知識とノウハウを総動員しているような職場。
漢方メーカーの薬剤師ってどんなシゴトをすると思いますか?私が当社で特に力を入れている業務は、お客様に対して医薬品や漢方、生薬などの効能を、分かりやすく噛み砕いてご説明することです。「病気は気から」と言いますが、私は「薬も気から」だと考えています。商品の効能を正しく理解して活用すれば、心身ともにさらなる健康促進に繋がるというのが持論です。だからこそ、医療専門用語をきちんと翻訳したお客様に伝わるコミュニケーションを心がけています。
でも、それだけではありません。漢方商品や医薬品などの品質検査から、新規医薬品の認可取得に向けた準備、中国やインドなどの国々に出張して漢方原材の調査確認もすれば、新商品開発に向けたアドバイスに至るまで、薬剤師として積み重ねてきた知識とノウハウを総動員しているような職場です。
そうは言っても、人によって業務の向き不向きはありますから、すべてをオールマイティにこなせなくても問題ないんです。現在、山本漢方製薬の薬剤師は4人体制ですが、お互いの得意分野を活かした業務分担をしています。論文が得意な人は資料づくりを中心にこなし、実験屋の人は品質検査をする時が一番イキイキしています。得意なこと、その人がやった方が早いシゴトを優先的に任せてもらえる。私が一番得意なのはコミュニケーションをとることだから、お客様の問い合わせ対応は率先して担当しています。得意なシゴトを中心に、その他さまざまな業務も協力して進めていく。そんな風土の職場です。
繰り返しではなく、変化する毎日に刺激を受けませんか?
このように、薬剤師としての幅広いキャリア、スキルを積み上げられるのが、中小企業である山本漢方製薬のメリットです。大手製薬メーカーの開発研究職であれば、最先端分野の研究だけに没頭できますが、新卒からずっと同じシゴトを続けている薬剤師仲間もいました。調剤薬局に勤務すれば、毎日患者さんと直接向き合うことができますが、私はもっと他のシゴトもしてみたいと思ってしまいます。山本漢方製薬では、働き方が幅広いです。新しく入社する方には興味を持ったことを優先的に取り組んでもらえば良いと思います。入社して働き始めれば自分の得意不得意が見えてきます。苦手ことがあれば相談しましょう。得意なことがあれば手を挙げてください。お互いに補い合いながら一緒に仕事を楽しんでいきたいと思っています。
山本漢方製薬の毎日は、変化の連続です。研究室で一日中検査をしていたかと思うと、翌月には海外に飛んで漢方原料の品質をチェックすることもあります。新商品開発では、雑談中に何気なく口にしたアイデアが拾われて、2週間後には商品名も決まりパッケージデザインも完成。なんてこともありました。当社はこのスピード感、部署間の連携も大きなジマンなのです。その商品はあまりヒットしなかったので、個人的に残念な思い出ではありますが……。新商品は10種類開発して1種類ヒットすれば良いとされています。どんな形であれ自分が関わった商品が、目に見える形で生まれることは手応えを感じられる瞬間だと思います。
他にも、商品開発に限らず手を挙げれば何でもやらせてもらえる環境です。最近では、海外市場にも山本漢方製薬の商品を売り込み始めているので、新しい販売戦略のメンバーに加わることもできると思います。同じ業務の繰り返しではなく、変化する毎日に刺激を受けて成長できる。私は、そんな山本漢方製薬での働き方が気に入っています。
一日の流れ
出社後、白衣に着替えて朝礼に参加します。
商品の品質試験のための準備作業。サンプルを分別して検査装置にセットして、分析を開始する。データが出るのは翌日。
社内食堂でお弁当。午後からの業務に備える。
前日に検査装置にセットしていたサンプルのデータを分析する。
事務担当者からお客様の問い合わせを受け、電話で対応する。
取り出した分析結果などを書類にまとめるデスクワーク。
使い終わった検査装置などもすべて洗浄します。
検査装置などの故障トラブルがなければ、18:00頃に帰宅します。
(※中日ドラゴンズの観戦に行く日には、終業後すぐに社長たちと出発。年間シートで観戦するくらい、野球好きが多い職場です)